第一回公演「悪魔の涙」
2018年1月12日から14日の間に全5ステージ上演された、第一回公演「悪魔の涙」
特に初日と千秋楽には多くのお客さまにご来場頂きました。
改めて深くお礼申し上げます。
特に初日と千秋楽には多くのお客さまにご来場頂きました。
改めて深くお礼申し上げます。
会場の平賀スクエアは本来フォトスタジオ。正規の舞台装置が一切無い、一見舞台公演には不適切と思われるような場所です。
しかしスタジオに備え付けられたわずかな白熱球がぼんやりと舞台を照らす風景は、今回のテーマには好都合でした。
さらに、「舞台」が存在しないこのスタジオは「この空間全てが舞台」。前後左右、あらゆる場所にセットを配置することでスタジオ全体を物語の世界にすることができ、「橋本家」「岩田家」「スナック」「隠れ家」「公園」これら全てのセットを転換無しで一度に表現することにも成功しました。
大道具は机、ソファと非常に限られたものしか用意できなかった。その分役者は演技、存在感のみで物語の世界観を作り上げられるよう求められました。
アクティングは、モノローグを除き全て、体験型のアクティングで挑みました。
限られたセットの中で、役の人格や感情を誇張せずにアクティングするということは、ともすれば観客に非常に退屈させる懸念もありました。
全てが挑戦だった今回の公演。
テーマは「無償の愛」
オープニングで橋本家の長女「唯」は悪魔にこう問いかける。
「無償の愛なんてもの、この世の中にこの世のどかにあるものなのかな。だって人ってさ、人に愛情を注いだ分だけその見返りを、対価を心のどこかで望んでいるような気がするから」
この物語は唯が命を掛けて追い求めた「無償の愛」の定義を背景に進んでいきます。
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